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硬くなった餅の活用方法

まだまだ使い道がある硬くなってしまった餅

もらったり正月の時期に買ったりして、食べきれないほどの餅が家にあるということはどこでも見られる光景です。
日本人ならほとんどの人が好きな餅ですが、そんなに一度に食べられるものでもないので、冷蔵庫の中に食べきれない餅がたくさん残っていることもあります。
一度硬くなった餅は、なかなか上手に食べることができずに、カビが生えてしまったり、硬くなってしまったりして、捨ててしまうという人も多いのではないでしょうか?

しかし、硬くなってしまった餅でもまだまだ使い道がありますので、捨てるようなもったいなことをせずに、上手に使うようにしましょう。
料理方法を工夫すれば、寿命が来てしまったように見える餅も再びおいしい料理へと復活するのです。

揚げることで硬くなった餅が復活する

餅が硬くなるということは、水分が失われてしまっているということを意味します。
そこで、ゆでるなどして水分を補ってあげれば、再び柔らかい餅になるのではないかとも思えますが、実際には一度水分が失われてしまった餅は柔らかくなることはありません。
水分が一定以上失われると、水分の吸収がうまくいかなくなってしまいますので、いくらゆでても柔らかくなることがないからです。

では、もう柔らかくする方法はないのかというと、そうではありません。
硬くなった餅も、油で揚げることによって再び柔らかくなるという道があるのです。
水分を補うことはできませんが、揚げることによって餅が全体的に膨らんで柔らかくなるのです。

水分で柔らかくするのではなく、膨張させることによって柔らかくしますので、つきたての餅とは食感がちょっと異なりますが、独特の味わいがあります。
また、揚げることによって香ばしさが出て食欲もわいてきます。
表面のカリッとした感じと、中の柔らかさの対比がとても心地よく、大人から子供まで好きになること間違いなしです。

揚げだし餅がおすすめの食べ方

餅を揚げて食べるという方法はいくつもありますが、中でも揚げだし餅は日本人好みの味になります。
まず、餅は一口サイズに切って、180度程度の油でカラッと揚げます。
その後、そのままでも飲める程度の濃さの出汁の中にこの餅を入れて、大根おろしや海苔をかけます。

こうすることで、餅の柔らかさと香ばしさを満喫できますし、出汁に入れることで柔らかさを増すこともできます。
ネギなどのトッピングを工夫して、自分好みの揚げ出し餅を作ってみるのもいいですね。
この料理は、つきたての柔らかい餅よりも、むしろ硬くなってしまった餅を使う方がおいしくできますので、家に残っている餅があるようなら、ぜひとも試したい方法の一つです。