昔から薬草として用いられていたよもぎ
野に生えている植物のいくつかは、体に良いものとして、昔からいろいろな役に立ってきました。
そのうちの一つがよもぎで、たくさんの効果があるため、多くの人々に薬草として用いられてきています。
また、独特の香りは気分をすっきりとさせることができますので、よもぎ団子を始めとする食材として用いられるほどです。
よもぎにはいろいろな効果があることが知られています。
食用として用いるのであれば、整腸作用や健胃作用、疲労回復、血液の循環のサポートなどが期待できます。
また、よもぎの葉をそのまま、もしくはつぶして肌につけることで、血流改善や腰痛予防、殺菌効果などがあります。
このように、よもぎは食べても薬草として効果を示しますし、肌に直接つけても役に立つ便利な植物なのです。
また、今でこそそれほど野外に生えている姿を見かけることはありませんが、以前は原っぱにいけばどこにでもあったので、すぐに手に入れられるというメリットもありました。
よもぎ風呂にすることで入浴の効果を上げられる
よもぎは食べるだけでなく、肌につけても効果があるため、昔から入浴剤の一つとして用いられてきました。
血の流れを良くする効果がありますので、よもぎ風呂にすることで、全身がポカポカと温まりますし、肩こりや腰痛を改善するのにも役立ちます。
また、心地よい温かさをもたらしてくれますので、より入浴タイムをリラックスしたものとすることができて、お風呂の時間がさらに快適になるというのもうれしいところです。
よもぎ風呂の作り方はとても簡単です。
一番シンプルな方法は、よもぎの葉をそのままネットなどに入れて湯船に入れるだけです。
この方法だと簡単なのですが、小さい葉が湯の中に出てきてしまうことがありますので、掃除がほんの少しだけ面倒になります。
葉が浮いてくるのを避けたいのであれば、先によもぎを煮出してから、そのエキスだけを湯船に入れるという方法もあります。
よもぎを細かく刻んで水を張った鍋に入れて、10分程度煮出します。
ざるなどでよもぎの葉をこしながら、煮汁を湯船に入れれば完成です。
妊婦さんにも効果あると言われている
よもぎ風呂は、妊婦さんにも効果があるとされていて、昔からの民間療法の一つとなっています。
血流を改善して冷え性を和らげるという効果が、妊娠中の女性の辛さを緩和してリラックスさせてくれるのです。
また、スッとする香りが気持ちの上でもリラックス効果を生み出してくれますので、一度試してみるのも良いでしょう。
このように、よもぎ風呂は子供から大人に至るまで、あらゆる人に良い効果をもたらしますし、とても簡単にできるものですので、よもぎの葉を手に入れて試してみましょう。