固く絞った雑巾で水拭きをするのがベスト
フローリングは、合板でできていますので、適切な方法で掃除をしないと、床材を傷めてしまって反りやひびなどの原因になってしまいます。
その一つの理由としては、水を大量にフローリングにかけてしまい、床材の中にまで水分が浸透してしまうということが挙げられます。
こうしたダメージを防ぐために、水拭きはしない方が良いと勧める人もいますが、掃除機や乾拭きだけの掃除ではしっかりと汚れが取れないことが多いものです。
こうしたことを踏まえて、フローリングを掃除するときには、固く絞った雑巾を使って素早く行うのがベストと言えます。
モップや厚い雑巾など、水分を多量に含んでしまうものは使わずに、薄手の雑巾を使うことで、きちんと水拭きをするということと、水分を与えすぎないという二つの点を守ることができます。
フローリング掃除専用の雑巾を用意しておくと良いでしょう。
換気をしっかりとして水分が残らないようにする
固く絞った雑巾を使うとしても、換気が悪いとジメジメした状態が残ってしまいますので、水拭きをしている間とその後は、窓を開けながらするなどして、きちんと換気をすることが肝心です。
もし手間でないようなら、水拭きをした後にもう一度乾拭きをすることによっても、無駄な水分を取ることができて、フローリングの状態を保てます。
大事なのは、水拭きをした後にしっかりと乾燥させるということです。
いろいろなフローリング掃除用の洗剤やオイルなどが市販されていますので、そのような薬剤を使って汚れを取ったり、香りを付けたりすることもできます。
しかし、洗剤の種類によっては、床材にシミをもたらすこともありますので、目立たないところで一度試してから、全体に使うことが肝心です。
ワックスを塗るときの注意点
フローリングの輝きを出すために、また床材の保護のためにワックスを塗るという人もいます。
ワックスを塗る際には、日光が当たったり風がかかったりすると、塗ったワックスがすぐに乾燥するところとそうでないところが出てきてしまって、ムラが生じることがあります。
そのため、日が直接当たるところはカーテンをしたり、窓を閉めたりして、急激に乾燥しないようにすることがコツです。
もちろん、全体に塗り終えたら窓を開けて換気をすることは、ワックスを乾かすためにも、空気の状態を良くするためにも欠かせません。
塗るときはあまり早く乾かないようにして、塗り終えたら乾燥させるというのがポイントです。
もし家の中でペットを飼っていたり、小さい子供がいるのであれば、自然素材のワックスを使うようにしましょう。
というのも、ペットや子供は床をなめたり、床を触った手をなめたりすることがあるので、化学物質のワックスを使うと身体的なダメージを与えることがあるからです。