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畳掃除の仕方

ほこりをしっかりと取ることが始まり

日本人にとって自然とゆっくりとできのんびりした雰囲気になれるが畳の和室です。
座って過ごすのも良し、寝転ぶのも良しということで、いろいろな時間の過ごし方ができますので、いつも畳の部屋はきれいにしておきたいものです。
そのためにも、しっかりと掃除をして過ごしやすい状態にしておくことが肝心です。

畳の掃除の仕方としては、まずしっかりとほこりや塵を取ることから始めます。
そうしないと、塵やほこりが畳の繊維の中に入り込んでしまって、どんどん汚れが溜まってしまうからです。
下手をすると繊維に溜まった汚れからカビが発生してしまうことになりますし、アレルギーや悪臭の原因ともなりえます。

畳のほこりや塵を掃除機で吸うのであれば、畳用のヘッドに変えたりヘッドの調整を畳用にすることで、畳を傷つけずしっかりと吸い込めます。
そして、必ず繊維の方向に従って掃除機をかけることを忘れないようにしましょう。
そうしないと、塵が取りづらくなるばかりか、繊維を傷つけてしまうことにもなります。

拭き掃除をする時には水分に注意

基本的には掃除機などで塵やほこり、細かいごみを取り除けば十分ですが、定期的に拭き掃除をすることもできます。
ただ、畳は水分がありすぎると傷みが早くなりますし、十分に乾かない状態のままにしておくとすぐにカビが生えてきてしまいます。
そのため、雑巾は固く絞って水分があまり畳の表面に残らないようにします。

食べ物や飲み物が畳の上にこぼれてしまったときには、すぐにふき取ることが肝心です。
中まで染み込んでしまうと、色が取れなくなってしまったり匂いがなかなか取れなくなってしまったりします。
できるだけ早く処置するのが、畳をきれいなままにしておくためのコツとなります。。

定期的に畳を上げて風を通してあげる

掃除機を使った掃除や拭き掃除をしっかりとすることで、いつも畳をきれいにしておくことができますが、できれば定期的に畳を上げて風を通してあげると、さらに畳を良い状態に保つことができます。
畳は多くの場合、板敷きの間に載せてあるだけですので、端を引っ張り上げれば簡単に畳上げができます。
もちろん、それほど軽いものではありませんので、男性の手を借りて畳を上げた方が良いでしょう。

半日から一日くらい、風通しの良い日陰、もしくはあまり日差しの強くないところに立てかけておくと、こうした作業をしない場合よりも、ずいぶん畳の状態が良くなります。
畳は生きているものですので、こうしたメンテナンスをしてあげることで、ずっと長持ちするものなのです。
いつまでも気持ちの良い空間となるように、畳の掃除と手入れを怠らないようにしましょう。