地域差が大きい引き出物事情
ここ最近ではインターネットを使った婚活も全く珍しくないので、かなり遠方で生活をしてきた二人が遠距離結婚をすることになる例も多く見られます。
出身地が異なる二人の結婚そのものはお互いの相性が合えば全く問題はないのですが、結婚式をする場合には地域ごとのしきたりに若干の問題が生じることもあるので注意が必要です。
例えば結婚式と披露宴にかける費用の平均額を比較してみたとき、最も高い東京都と北海道では二倍近い差があります。
また傾向的に東北地域~北海道はあまり結婚式にお金をかけたがらないのに対し、関西地域や九州では100名以上を招待する大きな式がまだまだ多く開かれています。
この費用の違いは引き出物にも現れており、ある地域では特別決まりなく許されているような品物が、別の地域では顰蹙をかってしまうなんてこともあります。
もっとも今時は若者の意識は地域を問わずに平均的になっているので、そうした地域ごとのしきたりに注意をしなければいけないのは年配世代を多く招待するかしこまった式となります。
とはいえ郷に入れば郷に従えという言葉のようにこれからその地域で暮らすならその地域のしきたりを重視した引き出物を選ぶべきと言えます。
まずは地域のブライダルプランナーさんなどに相談し、どういったものが常識的かということを調べるのがよいでしょう。
今時の人気の引き出物とは
あくまで全国的な傾向ということで話をしていくと、ここ近年喜ばれる引き出物には共通した傾向があります。
引き出物の定番品となっているのが「引き菓子」と「食器類」なのですが、このうち食器類は持ち運ぶときに重くてかさばりますので、遠方から招待する人が多い式では「カタログギフト」で代替することが多くなっています。
このカタログギフトはここ近年急速に充実している品物で、金額だけではなく新郎新婦の意向によりどういったコンセプトの品物にするかジャンルも選べるようになっています。例えばマイプレシャスの男女別で商品が異なるカタログギフトや、食器と食事のセットが選べるカタログギフトが喜ばれています。
引き出物 | カタログギフトのマイプレシャス
何よりカタログギフトは「もらって迷惑だった」というようなあとからの不満を受けづらいというメリットがありますので、現在かなり多くの人が選んでいます。
ただ年配世代の方を招待する場合にはカタログギフトはあまり好まれないこともあるので、そうした場合に備えて渡す人によって引き出物を使い分けるということもよく行われています。
調査によると結婚式をするカップルのうち約7割はゲストによって入れる引き出物を使い分けているとしています。
実際に、年齢別や男女別でも選び分けができるようになっているカタログギフトもあるので、年齢層が合わなかったなどのリスクを減らすことも可能です。
年齢別・男女別で選べるカタログギフト|カタログギフトのマイプレシャス
尚、こうした引き出物の使い分けはいただくご祝儀の額によって変化をつける場合もありますが、やはり相手にとってどういったものが喜ばれるかを考えてしている場合がほとんどです。